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のぞきこみ

3DCGを作るには、なにがいるの?

映画やアニメでも使われている3DCG。
でも、どうやって作っているの?
実はかんたんな道具だけでもはじめられます。
なかには小学生でりっぱな作品を作る人も。

うまくできたらYoutubeやVR Chat、ARシステムでも使えるよ!
自分が何のための作品を作りたいのかイメージしてからはじめよう!

いくつおうちにあるかな?チェックしてみよう!

CPU(PCののうみそ)やメモリ(きおくする部分)もだいじですが3DCGの場合ビデオカード(映像をかく部分)もたいせつです。これが弱いときれいに計算できない=きれいに動かず不具合がおきます。ノートPCの場合GPU(画像を処理する部分)がついていないこともある上にパーツを取り替えにくいのでデスクトップPCがあると安心です。

プロが使うような、いろんなことをできる高いソフトもたくさんありますが、無料のものもたくさんあります。中にはねんど遊びのようにけずっていくだけで形を作れるソフトや、インターネットブラウザの中で動くものも!また、有料のソフトでも無料体験版があるケースがほとんどです。日本語でつかえるかどうか、Youtubeなどにチュートリアル動画が多いかどうかも、さいごまで作るための大切なポイントです。

ソフトのダウンロード、作品のアップロード、資料あつめや作り方を調べるためにもインターネットの接続環境(せつぞくかんきょう)は大切です。通信量などに制限がないかどうかも調べておきましょう。

マウスはぜったいに必要です。中にはミドルボタン(まん中のぐりぐり回す部分)をおさないと動かしにくいソフトもありますので道具がそろっているかどうかは、先にたしかめておきましょう。キャラクターに絵をかいたり背景をつけたりしたい人はペンタブがあるととてもべんりです。

ソフトによりますがボタンや説明が、ぜんぶ英語!ということも多いです。こまったときのために英語のとくいな人か英和辞書、またはすぐに翻訳(ほんやく)できるアプリなどを用意しておきましょう。

なにに使う?

Youtube(Vtube)

自分の顔を出さなくてもYoutubeで配信できるVtube。素材のほかに配信機材(声や動きをつけるもの)とアニメーションの知識が必要です。
VR Chat

3DCGキャラになって世界中の友だちとチャットができるオンラインサービス。3DCGモデルのほかにWindowsのPC、Unityの知識が必要です。
AR Core

スマホのカメラを使って目の前の世界と合成できるGoogleのサービスで、データがあれば無料で楽しめます。3Dデータの形式がちょっと特殊なので注意。
VR

3DCGは、奥ゆきを表現できるのでVR(仮想空間)とも、あいしょうばつぐん。360°カメラや動画へんしゅうの知識、VRゴーグルなどが必要な場合があります。
ゲーム

3DCGを使えばオリジナルのゲームも作れます。Unityなどをあつかうための、プログラミングの知識が必要です。
3Dプリント製品

しっかり作られた3DCGデータは3Dプリンターで出力することができます。オリジナルのフィギュアやグッズ、プラモデルのパーツなんかも作れます。

※上記は「最も安価に簡単に始めた場合」を想定した一例です。用途や環境は必ずしもこの限りではありませんのでご注意ください。

のぞきこみ

どんなふうに作るのかな?

3DCGとひとくちに言っても、いっきにできるわけではありません。
何をしているのか、クマチャンにきいてみよう!

デザインをしているよ

作りたいものの形を決めます。前から見た絵と横から見た絵、最低でも2方向から高さをそろえてかくのがポイント。
この仕事をする人のことをデザイナーといいます。

モデリングをしているよ

立体の基本を作っていくのがモデリング。モデリングはメッシュ(面)張り、リギング(骨をとおす)、スキニング(質感を出す)など作業を細かく分けることができます。
この仕事をする人のことをモデラーといいます。

動きをつけているよ

手足を何秒で動かすか、という指示を出すのがアニメーションです。フレームレートやコーデックという動画の基本知識が必要です。
この仕事をする人のことをアニメーターといいます。

特殊効果をつけているよ

水が出たり光ったりという演出をデザインする作業。ゲームを作るときなどにはとっても大事な役わりです。
この仕事をする人のことをエフェクターといいます。

背景と組み合わせてるよ

光や影を調節して、周りの絵や写真、動画と組み合わせたときに自然に見えるようにする作業をコンポジットと呼びます。
この仕事をする人のことをコンポジターといい、動画編集のソフトも使いこなします。

プログラムを打っているよ

動かす仕組み、コードを書いていきます。
この作業をプログラミングといい、これを書ける人をプログラマーコーダーと呼びます。
ゲームを作ったりするのもこういうのが書ける人たちです。

道具があれば、かんたんにはじめられる3DCGは、これから世の中にどんどんふえてくる技術です。
でも、まだまだ新しい技術なので、作ることと同じくらい自分でちゃんとしらべることが大切。
インターネットやSNSを使ってしらべながら、3Dの世界にちょうせんしてみよう!